メンバーの声から、チームの運営を見直したい方へ
チームアンケートの質問例と、結果を改善につなぐ方法
今回確かめるテーマを一つ選び、質問と結果を返す日を決めます。回答を集めたら、チームで試す行動と確認する日を共有してください。
まず、アンケートで確かめることを決める
目標は伝わっているか、練習での役割は分かるか、予定の変更を確認できるか。いま見直したい場面からテーマを選びます。練習一回の出来事を知りたいときは振り返り、一定期間のチームの状態を確かめたいときはアンケートを使い分けます。
ICHIGENの標準のチーム状態サーベイでは、目的・方向性、役割、情報共有、学習などの領域から回答の傾向を見られます。独自のテーマを聞くときは質問セットを用意できます。結果はメンバーの認識を知る材料として、具体的な出来事と照らして使います。
チームアンケートに使う質問例
次は独自のアンケートを作るための例です。ICHIGENの標準サーベイの設問や、効果を検証した診断尺度ではありません。聞きたいテーマだけを選び、競技や年代に合わせて言い換えてください。
最初の4問は「この4週間」を対象に、1:まったく当てはまらない、2:あまり当てはまらない、3:どちらともいえない、4:やや当てはまる、5:よく当てはまる、という同じ尺度で聞く例です。回答できる経験がない場合の扱いも事前に決め、未回答を中間の3点や良好な状態として集計しないでください。
目標:練習で何を優先するか説明できた
チームの目標を掲げているかだけでなく、日々の練習で何を目指していたかを確かめます。
役割:練習で自分が担う役割を把握できた
役職名ではなく、活動の中で何をするか分かっていたかを聞きます。目標の理解とは別の問いにします。
情報共有:予定が変わったとき、最新の情報を確認できた
情報が届いたか、どこで確認するかという運用を見直すための問いです。変更を経験していない人の回答を無理に求めないようにします。
相談:分からないことをチーム内で相談できた
相談したい場面があった人の経験を確かめます。回答だけから、その人の意欲や性格を評価しないでください。
自由記述:次の活動で、一つ変えたいことはありますか?
場面と試したい行動を書いてもらいます。氏名や個人を特定する事情、健康情報を書かないよう案内し、相談が必要な内容にはアンケートとは別の窓口を用意します。
平均値だけで決めず、回答の分かれ方を見る
最初に回答人数と対象期間を確認し、そのうえで設問ごとの分布を見ます。同じ平均値でも、回答が中央に集まる場合と、高い評価・低い評価に分かれる場合では話し合う内容が変わります。未回答が多いときは、回答した人だけの傾向として扱います。
独自アンケートでは、尺度設問の平均・分布や回答数を確認できます。標準のチーム状態サーベイでは、領域別の傾向やアドバイスも確認できます。アドバイスは確認する問いや試す行動の候補です。原因や効果を断定せず、チームで何を確かめるかを決めてください。
一つの改善に、担当と確認日を付ける
結果を共有するときは、続けることと試すことを分けます。すべての意見を一度に実行せず、次の活動で確かめられる行動を一つ決めてください。ICHIGENでは、結果から決めた改善アクションに担当者・期限・共有範囲を設定できます。
試すことを、行動の言葉で書く
「連絡を改善する」なら、どこに何を載せるかまで決めます。採用しなかった意見も、今回は扱わない理由や改めて確認する時期を伝えます。
担当・確認日・見る点を決める
誰が実行するか、いつ振り返るか、何を確かめるかを共有します。実施できたことと、困りごとが減ったことを分けて確認します。
同じ問いで再確認する
前後を比べるときは質問と尺度をそろえ、回答者数や対象期間、活動状況の違いも確認します。点数が変わっても、その行動だけの効果とは断定しません。次回の回答依頼は自動作成されないため、担当者が用意します。
回答前に、匿名性と共有範囲を説明する
実施前に、目的、回答対象、締切、誰がどの結果を見るか、結果を返す日を説明します。匿名か記名かを曖昧にせず、実際の設定と説明をそろえてください。
ICHIGENの匿名サーベイでは、設定された最低回答数などの開示条件を満たすまで集計を表示しません。回答・結果は公開設定と閲覧条件に従い、チーム外へ自動公開されるものではありません。
匿名でも、自由記述の内容から本人が推測されることがあります。氏名が表示されないことと、内容から特定されないことは別です。原文を外部の連絡グループへ転記せず、回答者の特定に使わない運用を共有してください。
まず確認すること
- 確かめるテーマと対象期間を決めたか
- 匿名性・閲覧範囲・結果を返す日を説明したか
- 改善行動の担当・確認日・見る点を決めたか
- 次回の質問と尺度をそろえ、回答人数も比較するか
